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取手アートプロジェクト2006の出し物のひとつ、旧戸頭終末処理場で行われている「終末処理場プロジェクト」に行ってきた! 終末処理場プロジェクトは、ヤノベケンジさんを筆頭に21組のアーティストが、一度役割を終えた終末処理場(下水処理場)から新しいものを創造しようという試み。 取手アートプロジェクト2006 で、 実際のところどういうことが行われているのか、あちきがちらっとお知らせするよ。 まだ会期中なので全部見せて良いものかわからんので、特に気に入ったものだけ、、、 といいながら結構な数になってしまったのだけど。。。 (会期が終わったら、フォトアルバムにしてこのブログで未公開の写真も公開します。) ※注意していただきたいのは、ここで紹介する作品はあくまで僕がカメラで写した画像であって、アーティストが意図した色合いや雰囲気と異なる可能性があります。また、アートはその場の温度、音、匂いなどひっくるめて作品となりますので、少しでも興味をもたれた方は是非現場に出向いて、ご自分の目で、耳で鼻で体感してみましょう。 ここは終末処理場のエアレーションタンク。階段を使いこのタンクの底に降り、アートを楽しむ。 2年前まではこの現場には下水が流れていた。普通ありえないシチュエーションだ。 この施設を設計した人、使ってきた人たちは、この現場でアートプロジェクトが開催されるなんて思ってもみなかっただろうな。 『取手の坂には音がある』 さてさて、早速作品を紹介していこう。 これは「取手の坂には音がある」という作品。取手の坂同好会の方が原案を出して、それを藤本由紀夫氏や東京芸術大の学生さんらで作り上げた作品らしい。 どういうものかというと、「取手の坂にある音」とは排水溝の水の音で、それをアートにしようというもの。 具体的には、排水溝の音をサンプリングし、タンクの4隅に置かれた無指向性スピーカーから絶えず流している。 でね、面白いのが、その音をそのまま聞くのではなくて、写真に写っている椅子に座って聞くの。でもって、横に出ているプラスチックの管を耳に当てる。すると、、、 どういうわけだかディジュリドゥのような音が聞こえるのよん(まぁディジュリドゥ自体が単なる筒なんだけどさ)。まるで坊さんが絶えず念仏を唱えているみたいな音が聞こえる。あの筒の長さと、スピーカーから流れている水の音の周波数がちょうどいいのかな? まぁ原理はよくわからないけど、とにかくオススメ。行ってみたら恥ずかしがらずに、是非このパイプに耳を当てて欲しい。 『Fu-Ka drawing / MaskingPlant』浅井裕介 この部屋は圧巻だったなぁ。壁に絵が書かれているわけだけど、この黒い部分、これってもともと下水処理場時代にへばりついたゴミなんだよね。もうね、パリパリの岩のりみたいになってるの。それをうまいこと除去して絵を作っているんだ。 部屋全体が絵になっているから、絵に囲まれて圧巻だよ。 それにしても、本来なら他のタンクもこのパリパリの岩のりみたいのがこびりついていたのだろうな。それをよくあんな綺麗に掃除したものだ。 『人音記号』朝日柚帆 それからこれ、実は良くわかってない。 ガイドさんもいなかったので一人で歩き回ってただけだから、、、 ただ、あてくし人形とかマネキンとか好きなんですよ。こうたくさん置いてあると、それだけで楽しかったりする。 なんだかマネキンから人の声が聞こえてきたような。。。 でも正直よくわからなかった。 『life-追憶』栗山斉 これは単純に綺麗だったな。断続的に蛍光灯がピカピカ光るの。それだけっちゃそれだけだけど、とても綺麗だった←これ大事。 それから、傍らにこのアーティストの作品集が置かれていたよ。どの作品も光と闇のコントラストがも綺麗。そして色も綺麗。 この作品、もしかして、日没後に見たら綺麗さが数倍増しになるんじゃないのか? イベントの終了時間は19時。遅くに行けばその状況も見れるね。 『ヘコヒョン・ナイン』カワイオカムラ これはタンクに暗幕をして、壁をスクリーンとして利用している。 内容としては、あちきは実はなんだかわかっていない。が、画像に写っている3人のおじさんがなんだかずっと面白いことしてたよ。音声(セリフ)が聞き取りづらかったのは意図的なのかが気になるところ。 『Mickey the Knight』ヤノベケンジ これはヤノベケンジさんの新作。ミッキーマウスとガスマスクをモチーフにしているらしい。 瓦礫の上に立ち、なんだか、討ち取ったり!って感じだ。 ミッキーマウスと言ったら昔から都市伝説の宝庫で、幼稚園のプールに児童がミッキーマウスの絵を描いたら消させられた(事実)とか、丸を三つくっつけたら訴訟問題とか、まぁそういった賑やかなテーマだけど、、、いやまぁたぶん許可済みでしょう。。。 トラやん。今回初めて間近で見たのだけど、癖のあるキャラだなぁ。ハゲカツラ着けてるし(ハゲなのかしら)、ちょび髭だし、まつげ長いし。でもいろいろな角度から見て面白い。やっぱり人形は好きだ。 奥に見えているのはヤノベ氏の「青い森の映画館」。人がいたのであちきはほとんど見なかった、、、 『終末処理場で「×マン」になろう!』岡本高幸 これはXマン(バイマン)。何倍とかのバイらしい。 体中に聴診器をつけて、体中の音をアンプで増幅して置かれている大きなスピーカーから音を出すそうだ。”そうだ”ってのはあちきが行った時は、装置のコンディションが悪かったようで、音が出てなかったん。 たぶん音が出たら、タンクの壁にぶつかって中で響いた後上に抜けていくんだろうなぁ。聞いてみたかった。 でも、見た目だけでもかなりのインパクトあり。カッコいい。 こんな格好をした人がたくさん町を歩いていたらいいのに。もちろんあちきもこれ着て町を歩きたい。 『ジャイアントモーラ』足立喜一郎 これは調整中だったのだけど、巨大モーラ。 本来なら分裂している玉の中にバイクのエンジンが入っていて、玉を転がし、それにモーラがついていくそうだ。 初日は動いていたそうなのだけど、あちきが行った時には調整していたよ。 係りの人に「これ、人が入ったら轢かれませんか?」と尋ねてみたら「たくさん轢かれました」とのお答えが(笑) まっ、あまり速いものではないし、観客は稼動中はフィールドに入れないようなのでまぁいいかと。。。 モーラは浅草の雷門のあたりで今も実演販売されている。たまに通りかかって見ると、その姿は玉を追いかけるのに必死で狂気すら感じる。このジャイアントモーラも本家同様、壁に体を打ちつけ、気の触れたくらいのたうち回ればいいのに。 と、密かに思った。 ジャッピーの横に置かれているのは、取手を紹介するビデオ。 この取手アートプロジェクト自体が、町おこしだから、こういうビデオも必要なのだろう。 『e.e.no.24』足立喜一郎 それからこれは、機械棟のような所の地下に置いてあった作品。 ジャイアントモーラと同じ人の作品。これは電話ボックスのガラスがマジックミラーになっていると思ってもらえばいい。だから、ボックスの中より周りが暗いと、外は見えなくなる。通常、個人での活動というのは周りから見られていないからこそ大胆なことをできるわけだけど、この装置の場合、自分は自分ひとりと錯覚するが、回りからはバレバレ。普通マジックミラーって逆の使い方をするので、面白い発想だ。 この作品、紹介ビデオが壁に投影されているのだけど、みんなハイになりすぎ。。。 とにかく、見たら思わず笑ってしまう映像っす。でも、確かにこのボックスの中に入っていると外界への認識が薄くなり、次第に自分の部屋のようにリラックスした状態になりそうだ。 『Flora フローラ』ヤノベケンジ ヤノベ氏の作品。この終末処理場プロジェクトのシンボルともいえる作品だ。 と、いいつつ、あちきじつはこれが何なのか良くわかっていません。タイトルからすると花。 スタッフさんたちはラッパと呼んでいたよ。もともとは焼却炉の煙突っぽい。 せっかくなので中に入ってみた。中は空洞で見事に何もない。綺麗に掃除されていたよ。 11月26日のフィナーレの日には、ものしかしたら何か音の出るものを入れて、ラッパの先から音を出すのかな? 『surface』奥村昴子 視界に入る物すべてがアルミホイルに覆われている部屋。銀色の世界。なんだかスカラー波とか毒電波とかはじき返しそうですな。映画「ノロイ」に出てきたアレな人の部屋を思い出しました。というか、以前何かの番組で実際にこういう部屋に住んでる人を見たなぁ。アレルギーか何かが原因だったような気がする。 で、アート。解説も読んでないので意味合いは知らないけど、見て「うわ~」と思うことは確かだよ。ギンギラギンにさりげな、、、 いや全然さりげじゃなくて、インパクト大。 『Sound Space Ship』SONTON おもちゃ箱をひっくり返したような部屋。聞くところによると、ここは元々旧戸頭終末処理場のコントロールルームだったそうだ。一番まじめな部屋をおもちゃでいっぱいに。 元々ある機械の上に多くのおもちゃが乗っかっているわけだけど、そのおもちゃのボタンを押すと、実はアンプにつながっていてスピーカーから音が出る。面白くていろいろ押してしまう。気づいたら俺子供のおもちゃを必死で押してた、、、みたいな状態に。。。ちょっと気恥ずかしくなる。が、とても楽しくハッピーになる作品であることには間違いないよ。好きなタイプのアート。 といった具合に、「終末処理場プロジェクト」の作品をいくつか紹介してみた。 感想はあくまであちきの雑感なのであまり気にしないように。 また、ここでは紹介していない作品もたくさんあるし(シンボル的な作品もあえてあまり紹介していません)、時間経過によって形を変える作品や、瞬間瞬間によって形というか、意味合いが変わる作品もある。11月26日、最終日には「終末スペクタクル」というプロジェクトを締めくくる大イベントも用意されているそうだ。 それから、今回紹介した「終末処理場プロジェクト」は「取手アートプロジェクト」の3本柱のうちの1つだ。まだ2本も柱がある。少しでも興味を持った人は、是非取手に出かけ、その現場を目撃してみよう!全部見るには1日かかるよ。 終末処理場プロジェクト開催場所 取手アートプロジェクト http://www.toride-ap.gr.jp/index.html 取手アートプロジェクト実施本部 〒302-0004 茨城県取手市取手3-4-11 カタクラショッピングプラザ5F 電話/FAX:0297-72-0177(電話は火・金のみ 13:00-17:00) 終末処理場プロジェクトブログ「デイリー・スペクタクル」 http://syuumatsu.exblog.jp/ [追記] 19日にで野村誠・藤本由紀夫・ヤノベケンジ3氏のプロデュース作品をすべて周るバスツアーが実施されるそうです。 以下引用 取手アートプロジェクト(TAP)嶋田と申します。 旧戸頭終末処理場の名残。 終末処理場というロケーション。それがすでにアートの粋に達している。
by open_eye
| 2006-11-13 16:42
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