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吉見百穴に行ってきたよ。 通称ヒャッケツ。近年、お役所的には「ヒャクアナ」と呼ぶようにしているようなのだけど、吉見と言ったらヒャッケツ。おいら的にはどうにもこうにもケツだよケツ!(なぜか興奮気味) いやはやここに来て「穴」と書いて「ケツ」と読むことを思い出した。クラクラくるね(謎) ちなみに、ここ国指定史跡っす。 まず始めは資料館に。吉見の百穴とはいったい何なのか?はやる気持ちを抑えてちょっとだけ場所について学ぼう。 「百穴とは何か?」簡単に書くと、6世紀くらいの横穴式のお墓。 昔、人は死ぬと地に埋められ土を盛られた。それの大きいのが古墳。古墳が世に出てきたのは3世紀くらい、その頃の古墳は縦穴式で、新しく死者を埋葬するには古墳を崩さなければならなかった。それでは「効率が悪い」ってんで、進化したのが横穴式のお墓。つまりこの百穴ってわけ。横穴だったら、山は崩さずに横から穴を掘っていけるからね。ちなみにこの百穴の場所はもともと丘陵になっていたようだよ。それを切り崩してお墓にしたってわけ。 でもって、この百穴の丘陵は古代人のお墓以外にも、旧日本軍によって軍需基地にも利用されていたんだってさ。まっ、それは後ほど触れるとしよう。 これが実際の百穴。確かに穴がボコボコあいている。あそこに古代人が埋葬されたわけだ。 墓標を置いた、いわゆる現代式の墓を覗くとなると、なんだか陰気臭さを感じてしまうが、普段見慣れている墓とここまで文化が違ってしまうと、もう何も感じない。まぁ1500年近く経っているわけだから、これで幽霊でも出たら将門以上の力だね。 そうそう、写真の左のほうに書いてある「ヒカリゴケ」。なぜこんな所に生えているのかは知らないけれど、生えている。国指定天然記念物になっとるよ。 これが実際のヒカリゴケ。葉っぱの付いてるのは単なる雑草。 この写真だと見づらいけれど緑色の土みたいなのがヒカリゴケだよ。 写真をクリックすると、アップになるから見てみて。 さてさて、吉見百穴の別の顔。日本軍の旧軍需工場だった部分に触れていこう。 この百穴の丘陵は凝灰質砂岩、つまり砂っぽい土でできている。だからこそ古代人も簡単に掘れたわけなのだけど、その掘りやすい土に日本軍も目を着けたってわけだ。 掘られたのは昭和19~20年。第二次世界大戦も末期になり、松代大本営や、浅川地下壕や大谷採石場など日本中で地下壕や地下工場がボコボコ作られた時期だね。 地上に軍需施設を置いておくと爆撃されてしまうから地下に隠したわけだ。言い換えると、アメリカ軍がもう日本に進軍してきている切羽詰まった状況で、突貫で穴を掘れる場所を探していたら、この百穴が適していたというわけ。 浅川地下壕もそうなのだけど、ここには中島飛行機工場を作ろうとしていたそうだよ。 しかし、掘削が終わり工場として稼動し始めたのは昭和20年7月。本格稼動になる前に終戦になった。 にしても、いきなり墓の下を掘られたら寝ている古代人もビックリだわさ。 ここが実際に戦時中に掘られた穴。直径4メートルくらいかな。総長1300メートルくらい掘られたそうなのだけど、現在入れるのはそのほんの一部、100メートルくらいかな。 奥は一部で崩落があるようで、歩ける場所は鉄格子で区切られている。 これが鉄格子の奥。この奥に行ってもたぶん何もないだろう。。。 しかし、こう鉄格子をはめられると、奥が知りたくなる。悪い気質だ。。。。 と、いった感じで、考古学的遺跡と、戦争遺跡の両方を見ることができる吉見百穴。 あまり派手なところではないけれど、古墳とか戦跡とかに興味がある人は行ってみるといいと思うよ。ちなみに、敷地内の売店ではにわが売られているので、近辺のはにわ好きなお友達は、はにわコレクションを拡張したくなったら一度覗いてみるのもいいかもしれないね。 吉見百穴 -国指定史跡- ●入園料 ・ 中学生以上:300円 ・ 小学生:200円 ・ 小学生未満:無料 休園日/年中無休 営業時間/午前8時30分~午後5時 電話番号 0493-54-4541 http://www.town.yoshimi.saitama.jp/guide_hyakuana.html そういえば、近くに岩窟ホテルと呼ばれる場所があるよ。 ここは、百穴と同じ地層なのだと思うのだけど、物好きな方(この岩窟ホテルの前にあるお店の人)が、岩(岩窟)を掘っている姿から「岩窟掘ってる→岩窟ホテル」となったそうな。 たまに、そのネーミングや暗い感じから、心霊スポットとして扱われているが、ここは単なる岩の空洞。何も出ません。以前は有料で公開していたそうなのだけど、近年崩落が激しく、また今では掘った人もいないため公開されていないよ。 一階も、万が一人が入り込んではいけないので、現在は鉄格子で閉ざされている。 しかし、こう鉄格子をはめられると、奥が知りたくなる。悪い気質だ。。。。(デジャブ)
by open_eye
| 2006-11-14 13:55
| 史跡
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