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5月12日、仕事の絡みもあって、京都の相国寺で行われている「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」に行ってきた。 伊藤若冲の絵との対面は「若冲と江戸絵画」 展以来だ。 前回の展覧会は「プライスさん」という個人が持っている江戸絵画を展示していたわけなのだけど、今回の展覧会は、相国寺と宮内庁の持っている若冲の絵の展示となる。いわば国の持ち物。 今回の展覧会の目玉「釈迦三尊像」「動植綵絵」は、どちらも元々は相国寺の物だったのだけど、明治22年にいろいろな理由から「動植綵絵」だけ皇室に献上されたんだ。 それから120年、「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が一緒に飾られることはなかった。いや、それどころか30幅ある「動植綵絵」がいっぺんに飾られることもなかった。 それが、今回5月12日から6月3日までと、短期間だけど「釈迦三尊像」と「動植綵絵」の全33幅が公開されているんだ。この機会を逃したら次は、、、? 生きている間に公開はないかもしれない。 ということで早速レポートしよう。 若冲展一般公開前に相国寺の法堂で行われているセレモニーを見てみたよ。 最初から見たわけではないのだけど、あちきが行ったときには、3人の男の人が、3つの太鼓を力強くドンドコ叩いていたよ。そして、まぁ当たり前と言えば当たり前なのかもしれないけど、3人の息がぴったりだった。 でもって、真ん中で大きな太鼓を叩いていた人の演奏が特にヤバかった。太鼓は撥を使ったり、手でそのまま叩いたりしていたのだけど、この人ったら演奏しながら手から流血しているんですよ!流血しながらも演奏のリズムは一切乱れず、緩急のついた音は、次第に力強さを増していて、まるで天にまで届かせようとしているようだった。「これぞ仏に捧げる曲だ」と、聴いていてその気迫に震えがきたよ。 さてさて、本題の若冲展のレポートをしよう。 今回あちきは、若冲展のサポートの一員をしていたので、空き時間に若冲展のブロガーズプレビューに入れてもらったんよ。 参加したのは全部で14ブログ22名だったかな?中には関東から参加している人がいたよ。このプレビュー会は、先行で見られるけど、交通費のサポートはない。つまり、交通費をかけても絶対に見たいという人たちだったのだろう。 ちなみに、このプレビュー会、少人数での観覧(30分)、キュレーターの解説付き、カメラの使用OK(画像は長辺で400まで)、図録まで貰えるという至れりつくせりの会だった。 ここは第二会場。この部屋に「釈迦三尊像」と「動植綵絵」の33幅が飾られているよ。いわばメイン会場。ここを第一会場にしてしまうと後ろが詰まり過ぎてしまうために、入り口を変えてまでして第二会場にしたのだろう。 ここの様子は公式サイトでQuickTimeVRになっているので、詳しく知りたい人はそちらを見てみて。ずらっと並んだ「動植綵絵」と「釈迦三尊像」がとにかく圧巻だ。 もちろんズラっと並んだ状態は圧巻なのだけど、一枚一枚を見てみると、色の鮮やかさにまた驚く。構図としての色使いも素晴らしいのだけど、300年前に描かれた絵とは思えないほど強烈な色が残っていて生々しさ感じる。眩しさすら覚える色彩だ。 若冲はもちろんすごいのだけど、それをここまで綺麗に保存していたのもすごい。 キュレーターの村田さんが話していたことは、「日経BP 若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会(学芸員に聞く見どころ)」にだいたい書かれている。 その中でも印象的なのは「多数の中の異」。若冲は有名な青物問屋の長男として生まれながらも、当時の世の中とは無縁のように絵を描いている歌舞伎者だった。その状態が「動植綵絵」にも描かれているというのだ。その話を聞いて絵をよく見てみると、確かに多数描かれている絵のひとつだけが違っていたりする。超ゼイタクなウォーリーを探せみたいだ! また、この相国寺承天閣美術館は23年前の1984年相国寺創建600年を記念して作られたのだけど、その時点で「動植綵絵」が帰ってくることを信じて、この第二会場の部屋を作ったのだそうだ。逆に相国寺がそこまでしていたからこそ、今回の展覧会があったのかもしれない。 これは今でも相国寺の持ち物として飾られている釈迦三尊像。 全ての掛け軸を統べるお釈迦様。 これは第一展示室。真ん中で何やら怪しげなことをしている人はPENCILの二宮さん。 ワンショットVRを撮影しているのですな。 実際にどのような物を撮影していたのかは彼のブログをご覧ください。 VR Podcast 京都 -若冲展(ブロガー先行プレビュー) VR Podcast 京都 -若冲展第1展示室入口 VR Podcast 京都 -若冲展 第1展示室 あちきは時間が無くてこの部屋はあまり見てないんよ。残念。 でもって、ここは若冲のお墓。 藤原定家や足利義政と一緒に並んでいます。歴史的歌人、征夷大将軍と同列とはいかに若冲が手厚く葬られているのかがわかる。 と言ったレポート。 5月中旬に半分以上は書き終わっていたのだけど、いろいろと放置していて、展示会はすでに終わってしまいました。。。 正規のプレビューアーではないとは言え申し訳ないことをしたなぁ。 若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵 120年ぶりの再会
by open_eye
| 2007-05-28 23:54
| 博物館・美術館
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