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![]() 先日、根岸にある、新日本石油精製株式会社根岸製油所に行ってきたよ。 新日本石油精製の工場は日本に7つある。この根岸工場は日本国内の石油精製工場で最大規模。その大きさは220万平方メートル。簡単に比較するとディズニーランド5つぶんくらいの大きさらしい。こんなに大きいのも根岸地区と、本牧I地区、本牧II地区という、三つの製油所がくっついているような状態になっているからだそうだ。いや〜ほんとデカい。 なお、この工場には中東から30万トン級のタンカー(船の長さが300mくらいある)が、3日に1隻(月に約11隻)来るそうだ。見学の際、運がいいと巨大タンカーも見ることができるかもしれないね。 さてさて、では実際の見学について書こう。 まずはホールに通されて、根岸工場の概要ビデオを見せてもらったよ。 石油精製工場内に点在しているゴテゴテとしたプラントが、それぞれどういう意味合いを持っているのかを教えてもらえる。 また、原油がどのような過程で精製されるのかも教えてもらったよ。 すご〜く大雑把に書くと、石油精製とは、原油を常圧蒸留装置(トッパー)に入れて加熱すること。そして沸点の違いによって、LPガスやナフサ(ガソリンの原料)、灯油なんかに分けていくそうだよ。詳しく知りたい人は石油化学工業協会のサイトに図が載っているので、読んでみよう。 ビデオとちょっとした説明が終わったら、バスを使っての工場敷地内見学。バスに乗りながらプラントを説明してもらったよ。工場内は危険なので、バスからの下車はなし。場内の写真撮影も一切禁止だよ。この見学会に参加する人は手ぶらで参加するのが吉。 30分ほどで根岸地区を一周して、その後はホールで質疑応答。 今回、説明を担当していただいた職員の北村さんのお話はとても楽しく、結果的に質疑応答が一番長くなった。 ![]() 北村さんの許可を得て、入り口の外から工場を撮らせてもらったよ。 この写真の中央に立っているゴテっとした金属の塔が常圧蒸留装置。石油精製はここから始まるのですな。常圧蒸留装置で分別された成分は、その後、脱硫装置や調合装置なんかを経て、製品化される。この工場で作られる製品は300種類以上!細かっ。 この見学会で意外なことを聞いた。ガソリンスタンドって新日石さんのENEOSを始めとして、JOMO、出光石油、コスモ石油などたくさんあるけど、レギュラーガソリンや軽油の成分は、規格に則って作っているため、どのメーカーのものも一緒だそうだよ。 だから、、、 新日石さんの工場にコスモ石油のタンクローリーが石油の出荷にきたりするそうだ。つまりタンクローリーを見ただけでは、中身がどこの製品なのか分からないのですな。なお、ハイオクや特殊製品に関しては、各社の腕の見せ所だからそういうことはない。 そうそう、この根岸工場では、石油精製の際に出るアスファルトを利用して発電もしているそうだ。インフラがある程度整備された現在、アスファルトの需要は減っている。でも、石油を精製する際にはどうしてもアスファルトが出てしまう。そこでアスファルトを使って発電しちゃおうってことですな。発電量は43万kw。そのうち約80%(発電の際に使う電気を差し引いた分)の34万kwを東京電力に売電しているそうだ。34万kwというのは、横浜市で使う電力の4割を賄えるそうだよ。余ったものを使って、これだけ多くの電気を作っているとは。。。日本の電気ってのはいろいろなトコロで作られているのだねぇ。 あと、北村さんの話で印象に残ったのは、最近の工場は「製造部分」と同じかそれ以上に「環境対策」のための設備が作られているってこと。巨大な工業地帯のプラントがあんなにゴテゴテしているのは、半分は環境対策のものなのですな。そういえば、首都高さんも新しい路線は、排ガスや騒音対策の設備をしっかり作っていたなぁ。 高度経済成長の時、日本の各地で公害が問題になった。最近、公害が減っているのは、企業が利潤だけを追求するのではなく、環境にも配慮して、コストをさいているからなのですな。 お隣の国もはよ落ち着いて、環境対策にお金をかけて欲しいものだ。とはいえ、日本も以前は公害垂れ流しだったわけだから、一方的には批判できないとは思うけど。 新日本石油精製株式会社根岸製油所 http://www.eneos.co.jp/company/gaiyou/jigyousho/negishi/index.html 神奈川県横浜市磯子区鳳町1番1号 TEL.045-757-7111
by open_eye
| 2007-08-26 23:47
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